社員インタビュー
※インタビュー内容は取材時点の内容となります。
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私の研究室では、色々な分野を専攻している学生がいました。実験したり、解析したり、船に乗って調査に行ったり。
私は先生から提案されたテーマの中から興味あるものを選びました。北海道の湖で青潮という現象の発生メカニズムの検証する、といった内容です。その内容を学部から修士まで、継続して研究に取り組みました。現場で一瞬起こったような、自分の目で見ていない現象を、解析を使って解明していくプロセスが面白いと思って選びました。
学部の時は大学院進学と決めており、大学院の時は後期課程に進む予定はなく、自分の能力をいかせるところで就職したい、社会人になりたいと考えていました。具体的には、修士に入って半年くらいで企業研究を開始したと思います。
新卒就活サイトも見ていましたが、解析をメイン業務で行っている企業があまり掲載されていませんでした。私は、そのサイトに求人を出してない企業もあるだろうと思い、並行して、ネット検索したところ、当社がヒットし、応募に至りました。当時、解析をメインでやっている会社が当社以外ほとんどなく、会社HPもきれいに作りこまれていて、学生から見ても、何をやっている会社かわかりやすくて、安心して応募することができました。一般的な建設コンサルタントも受けましたが、就活時の応募企業数は、片手で数えるくらいかと思います。
私は勤務地はこだわりがなく、これまで地方にずっといたので、若いうちに都会に出たいな、といった気持ちがありました。当社の面接時に希望勤務地を聞かれた時に、「(大阪本社と東京支社は)どちらでもいいです!」とはっきり答えたのを今でも覚えています。
現在は、私と同じく新卒入社した同期と一緒に九州支社で仕事をしているので、人生は不思議なご縁でつながっているな、と感じています。
新卒入社後から環境グループ配属で、解析に関わらず、色々な業務をOJTを通じて経験させてもらえました。当時はそれに必死でついていく、というのがしばらく続きました。
大学時代よりもさらに広く深く知識習得や技術をみがいていける機会も多く、目まぐるしく必死についていく、というのを2年間くらい行ったかなと思います。いきなり解析を任される、ということはなく、解析実施前の前準備のデータ作成、報告書をつくるときの図表作成、結果整理などを行っていました。
業務の全体が見えてきたのは、入社後4~5年くらいでしょうか。新卒時はがむしゃらに、目の前の作業内容にどうしても目がいきがちで、余裕もなく、ただ上司についていくことが精いっぱいでしたが、全体像がなんとなく見えてきて、点が線になり、プロセスになって見えてきました。自分だけではなく、お客様や一緒に働く社員のことまで考えて業務を進められるようになりました。この時期が良いターニングポイントとなったと思います。
まず、環境分野では湖や沼の水質解析、ダム貯水池の濁水や水質の解析、塩水遡上も対応しています。他には防災分野も多く、浸水対策、浸水想定区域図業務を多く対応しています。役職があがり、部下の育成も行うようになっていますが、まだまだ試行錯誤な毎日です。みなさん転職されてきているので、私とは異なる色々な経験をお持ちであり、自分の経験が浅いところは逆に教えてもらうこともあります。マネジメントをするにあたり、新卒入社時に上司にしてもらってよかったと思うことは私も後輩指導に取り入れているので、過去の経験や学びが今に生きていると実感しています。
一方、業務では、水質(環境分野)に興味があって入社したので、内容は面白く感じることが多いですが、学べば学ぶほど、思った通りの結果にならないこともしばしば。
最近は水質関連は部下は経験が浅いので指導し、自身と部下の工程管理を行いながら解析も行い、客先対応も行うため目まぐるしく日々が過ぎていきます。私自身がこの状況にようやく慣れ始め、部下は対応できることが増えてきたこともあり、効率的にまわっていると思います。残業もそんなにしなくなりました。
この仕事の大変な部分でいうと、当初の想定から解析結果が異なる時、お客様にどう説明するかを考え、お伝えするべき内容を見極めて納得いただける資料を作りこみます。色々と工夫が必要で大変ですが、お客様にそれを評価いただいたとき、大変やりがいを感じています。
石川県出身。大学院では環境工学を専攻し、2012年にハイドロ総研に入社後、環境グループに配属。環境関連の解析業務はもちろん、河川関連の解析業務も対応。今では部下数名のマネジメントも行い、自身でも解析業務を行いながら、お客様対応等、業務全般に携わっている。
今はバス通勤で、バスの中でラジオや音楽を聴いたり、YouTubeを見たりして仕事モードと切り替えている。 結婚してから自炊が増えて、仕事と違う脳の使い方のため、すごくいいリフレッシュになっている様子。マルチタスクが得意なので、常に家の中を動き回っている。プライベートも充実しており、メリハリある生活ができていると実感中。