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研究顧問浅枝隆教授が発表した論文がFrontiers in Plant Scienceに掲載

論文が掲載されたジャーナルはFrontiers in Plant Scienceです。

論文は以下の通り掲載されています。

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpls.2020.00422/full

<概要>
過酸化水素濃度を指標にした外来種オオカナダモの異なる勾配の河川に対する生育地としての評価法

外来種オオカナダモは国内の河川において大きく分布を広げ、漁業、生態系保護の観点から大きな問題であるものの分布域に対する評価法が存在しない。そうした中、環境からのストレスに応じて植物細胞内に発生する活性酸素のひとつ過酸化水素濃度を用いて、生育環境の適否を評価する方法を開発した。ストレスが複合する場合、それぞれのストレスか生成される活性酸素濃度の和で全体量が評価でき、全体の活性酸素濃度がある限界値を超えると枯死する。わが国の河川では、流速、日射、水温が主要なストレス要因になっており、これらを相互に改善、限界値を超えさせることで繁茂の抑制が可能である。